淫肉の棺桶
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20××年、人類は絶滅の危機に瀕していた。 突如として地球上に現れた謎の生命体は、ぶよぶよとした小さな肉の塊のような外見だった。 それらは人間の気が付かないうちに、陰茎や陰核、乳首などの性感帯に取り付き、一体化してしまうのである。 取り付かれた人間は体の疼きを感じ始め、性器を確認し、そこで初めて自分が寄生されたことに気が付く。 だが、そうなってしまってはもう手遅れである。 謎の生命体は宿主が分泌する体液を啜って肥大化していき、やがては宿主の体を呑み込んでしまう。 そしてそのまま、宿主に自らの卵を無理やり産み付ける。 宿主は死ぬまで快感を与え続けられ、体液を搾取され続けられるのだ。 人々は恐怖し、謎の生命体を「棺桶」と呼んだ……
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