御曹司と美少女親衛隊
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転校初日。 見知らぬ街を地図だけ頼りに目的地を目指す。 …なのだが。 「兄ちゃんちょっとツラかせや」 「ここから先は通さへんで」 なんか明らかにヤバそうなやつらに絡まれた。 俺何にもしてないですけど。 なんて言いたいけどすぐに胸ぐら掴まれ絶体絶命。 周りの奴らは金属バットとか鉄パイプとか持ってるからもう詰んだんじゃねこれ。 容赦なく降りかかる鉄槌… 「……って、あれ」 覚悟を決めたはずがその寸前で解放され、数分後に気づくとヤバそうなお兄さんたちは屍のごとく積み上げられてるではないか。 「セーフでしたね」 「まったく、油断もできん奴らだ」 その声の先を見ると…転校先の制服を着た美少女が数人。 「えーと、キミたちは?」 「有沢コンツェルン総帥のご長男でございますね?」 「…なんで俺の」 「私共はあなた様の親衛隊でございます」
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