もうじき
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部屋にテレビもない。 ざふとんを枕に寝そべるとすぐに眠気が押し寄せてきて眠ってしまった。 食堂は会議室ほどの広さで、長テーブルがあり料理が並んでいる。 「えっ、智美ちゃんがこれ作ったの?」 「綾姉よりたぶん料理なら負けないよ」 厨房から綾香と一緒にエプロン姿の若い女性が現れて挨拶する。 「作家さんなんでしょ。すごいですね」 「若いのに料理長っていうのもすごいよ」 「あたしは、ずっとこの村にいるから。仕事も限られてるから、そんなにすごくないですよ」 智美を見ていると、娘の静香もちょうと近い年齢だと思い少し胸が痛む。 妻の雅美は区役所勤めを辞めてしばらくすると娘を連れて実家に帰ってしまった。 雅美の実家は九州で離れていて、毎月養育費を払っているだけで妻や娘にも会ってはいない。 料理は山菜の天ぷらや川魚料理、味噌汁は眠気がさめるほどうまかった。 「先生、おいしいでしょ」 「たしかに。君がどこの料理でも、まあまあって顔な理由がやっとわかった」 「おいしくないわけじゃないのよ、でも、なんかちがうなって思うの」 この村はどの家も縁者であり、子供たちは村の子として別け隔てなく育てられる。
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