肥育の儀
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一方、風音は… 「お父さん!私やっぱり無理だよぉ!!私には出来ないよおぉ!!」 彼女は父親である神主の前で泣きじゃくっていた。白髪混じりの頭をした穏やかそうな神主は優しさ厳しさ入り混じった表情と口調で娘に言い聞かせた。 「風音、辛いと思うが耐えてくれ。これも全て村のためなんだ。お前の死んだ母さんも泣きながら辛いのを我慢してやって来たんだよ。そうやって千年間、先祖代々絶やす事無く続けて来たんだ。それを今、我々が辛いからと言って絶やす訳にはいかないんだ。解ってくれ、風音!」 「グスン…でも千歳ちゃんの何も知らない健気な笑顔を見てたら、私、耐えられなくて…」 「心の中で一線を引け。彼女の事は人と思うな。いや、海神様の贄と決まった時点で既に人ではなくなっている。解ったね?」 「…頑張ってみるわ」 風音は涙を拭って頷いた。
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