壊れた日常
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外車の方はかすり傷で済んだが、軍用トラックの方は運転席が完全に潰れており、割れたフロントガラスから血まみれの軍服姿の男の人が見えた。彼はグッタリしていてピクリとも動かない。おそらくもう息が無い…。 「うぅ…」 愛ちゃんは気分悪そうに口元を押さえてその場にしゃがみ込んだ。 「だ…大丈夫?愛ちゃん…」 正直僕も吐きそうだったが、必死に堪えて愛ちゃんの背中をさすってあげる。 「ご…ごめん…直樹く…うぅ!?おげえぇ〜!うげえぇ〜!」 愛ちゃんはその可愛い顔には似合わぬ下品な声を出して、その場で嘔吐した。無理も無い。何の前ぶれも無く“人の死”を見せ付けられたのだから…。ヘタしたら一生モノのトラウマになりかねない…。 「くそっ!だから公道走るのは嫌だったのよ…」 軍用車の助手席側は何とか無事だった。その歪んだドアを蹴り開けて、中から軍服に身を包んだ若い女の人が姿を現した。
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