駆ける馬
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白幡樹里、27歳。 父の白幡健三は大手住宅メーカーの社長であり莫大な資産を趣味である競馬にも多額を費やしていた。 馬主の資格を得て10数年、毎年数頭の競走馬を所有し走らせてきた。 しかしその建造も涼風ファーム先代牧場長の鈴木慎太郎と同じように病で他界、彼が持つ競走馬が娘である樹里に引き継がれていたのである。 鈴木慎太郎と白幡健三は学生時代から親交のあった友人同士であり慎太郎は涼風ファームの生産したサラブレッドを健三に最優先で託してきていた。 健三が樹里に残した所有馬―3歳デビュー前のダイコーター産駒、2歳のパーソロン産駒、それに1歳のファバージ産駒という3頭の牡馬とモガミ産駒の牝馬―はすべて涼風ファームの生産馬であった。 「誰もいないのかな…」 樹里は牧場の事務所を目指して歩く。 途中、繁殖馬や幼駒を管理する馬房を通りかけた時、樹里は男女の会話する声を耳にする。 「この牧場を売り払えば親父さんの借金をチャラにするって言ってんだぞ?」 「誰がそんなことするもんですかっ」 「フン、意地の強い娘だな…まあ牧場を売らなくてもこの身体を楽しめるからいいんだけどな…」
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