ハーレムメモリアル
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┗ケンタロウ
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「うっ…ううん…」 詩織は目を覚ました。 「あれ?!ここどこ?」 どうも何かの上に身体が横になっているみたいだ。しかも、両腕を真横に、両足を前に、それぞれ一杯に伸ばしている感覚がする。 「お目覚めのようね!藤崎詩織さん」 後ろの方から声がした。 「誰?!誰なの?」 詩織は尋ねるが、返事はない。 直後、部屋の中をほのかに照らしていた明かりが消え、代わりに天井の蛍光灯が灯り、室内が鮮明になった。 詩織は身体を起こそうとしたが、両手首と両足首を何かで拘束され、起き上がることができない。 頭を起こし、前方や左右を見たとき、詩織は自身の姿に驚く。キングサイズかクイーンサイズぐらいの、とても幅の広いベッドの上、両手首と両足首に拘束具を付けられ、全裸で大の字に固定されていた。 「きゃぁぁぁぁ…」 悲鳴を上げる詩織。 (私…一体どうして…こんな恥ずかしい格好で…) 道理で体中がスースーすると思った。素っ裸になっていて、そんな格好で張り付けになっているのだから。 詩織は大きな恐怖感に襲われた。
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