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青い空・・白い雲・・水平線をどこまでもエメラルドグリーンの海が果てしなく広がっている。 「いやーようやく着いたね・・」 「お疲れ様でしたご主人様、長旅でどこかお体を悪くしたりは・・・」 「大丈夫だよ、メイさん・・・メイさんの方こそヘリコプターの操縦長かったじゃない。疲れてない?」 学校の長期の休暇を利用して、僕はメイさんたちと一緒にバカンスに行く事にした。 幸い無音家には普段使われていない別荘が世界中に存在する。 今回僕たちはそのうちの一つである南の島に遊びに来たのだ。 「いえ、私は大丈夫ですが・・・」 「えーあちぃ・・・日陰・・・日陰・・・」 「駄目よ!葉月!先にご主人様の荷物を運ばないと!」 「・・・まあ、今回は君たちの慰労も目的の一つだし・・・大目に見てあげてよ」 「はあ・・・ご主人様がそう言われるのでしたら・・・」 リーダーとしては葉月の振る舞いは眼に余るらしく、メイさんは不満げに眉を顰める。
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