老兵と少女
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ソフィアは飴を口に含むと笑顔を男にむけた 「ありがとう。着替えてくるね。」 飴をえくぼに挟んでいるのだろう。 笑った顔が強調され、男の心をなごませた チョコレートキャンディは彼がソフィアに初めて与えたものだった。 そのときのソフィアは、男に体を売るという極度の緊張でこわばったをしていた。 彼はそんなソフィアの口に笑顔でチョコレートキャンディを入れてあげたのを覚えている。 ソフィアにとって、2日ぶりに口に入れた食べ物だった。 緊張した顔が緩み、ソフィアの両目から大粒の涙がいくつもこぼれた。 そのあと、彼の部屋にいってから、ホットミルクに角砂糖を入れたものを渡した。 あの日、泣いた目をぬぐいながらソフィアはホットミルクをゆっくりと飲み干した。 それ以降。ソフィアの好物はチョコレートキャンディと、砂糖入りホットミルクになった。 着替えた彼女はきっと男にホットミルクを要求するだろう。 毎日の習慣のようにこの2人はあの日の行動を繰り返している。
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