参謀ディオン・ファントスの一生
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だが、このオルタンス公国軍にいたのだ。 大陸の歴史を変えるもう一人の天才が……。 「凄い眺めだねぇ〜。軍人として一度で良いからあんな大軍を指揮してみたいよ……」 その男は総勢3万の帝国軍を前に、呑気に折り畳み式の椅子に腰掛けて感心していた。 彼の名はディオン・ファントス(19歳)、アルサス大陸の人間には珍しい漆黒の髪をした好青年である。 階級は、その若さにして何と既に少佐であった。 オルタンス公国軍の制服である鮮やかな青色をした燕尾状の上着に白いズボン、その胸元には参謀である事を示す飾緒が下がっている。 そう、彼は作戦を立てる参謀なのであった。 「フフ……相変わらず余裕たっぷりですわね、参謀殿」 彼の斜め後ろに立った女性士官が微笑む。 淡い栗色の髪を後ろでまとめ、眼鏡をかけた知的な印象の美人である。 エルミナ・フォートネス中尉(21歳)。 ディオンの副官である。 「……いや、実は結構余裕無いんだよね。帝国軍は3万……対して我が公国軍はその一割の3000を少し超える程度……普通にやり合ったら完全にこっちの負けだ」 「普通にやれば……の話でしょう?」
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