参謀ディオン・ファントスの一生
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その美貌も相まって兵達から非常に慕われ、敵味方から畏敬を込めて『姫将軍』と呼ばれていた。 さらにその軍事的才能も非凡であり、かつ革新的であった。 彼女の指揮する軍は常に士気が高く、幾多の戦場を経て不敗……負け知らずの常勝将軍として、その名は大陸中に知れ渡り、間違いなく十年……いや、百年に一人の天才と言われ、国内外から畏れられていた。 そんな彼女の今回の生贄となったのが、帝国の南方に位置する小国“オルタンス公国”……これといった産業も無い農業主体の田舎の後進国で、特に戦略上重要な土地でもなく、本来であれば(大陸最大の帝国とはいえ)貴重な兵力を費やしてまで征服する価値も無い小国であった。 だがこの国の大公が困った人物で、帝国と揉め事を起こした。 帝国が更に南方の大国へと派兵するに当たって、領内を通過させて欲しいと言って来たのを拒んだのである。 面子を潰された帝国は、ならばそんな小国ひねり潰してしまえと怒って軍を進めて来たという訳だ。 大方の予想では、戦いは帝国の圧倒的勝利で終わるであろうと思われていた。
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