島での出会い
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「う…う〜ん、ここは…?」 気が付くと、俺は砂浜に横たわっていた。 体を起こしてキョロキョロと辺りを見回してみる。 青い空、白い雲、目の前にはどこまでも広がる大海原、後ろには立ち並ぶ古びたコテージ群。 …どうやらここは無人島らしい。 「大丈夫か?どうしてこんな所に倒れていたんだ?見たところ漂流者みたいだが」 声のする方へ顔を向けると、そこには金髪碧眼の青年が立っていた。 年齢は俺と同じぐらいだろうか? 整った目鼻立ちでとても優しそうな顔をしている。 その服装は腰に小豆色の布を巻き付けただけというシンプルなものだったが、それがまた彼の爽やかな雰囲気によく似合っていた。体格は細身に見えるけど、よく鍛えられているようだ。彼はこちらに向かってゆっくりと歩いてくる。 そして俺のすぐ側まで来ると片膝をついてしゃがみ込み、心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
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