断崖の剣闘士
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ペンネーム
┗二葉亭としあき
本文
男は、 「今のゾニック人に正義はない。」 とだけ答えて口を閉ざした。 俺は男に聞きたい事が沢山できていた。正義がないとはどういうことか。それと俺達が闘うことに何の意味があるのか―――そして何より、俺は彼の名前すら知らなかったのだ。 しかし、もうそれを質問する時間はなかった。アリーナへと通じる通路はもう終わりに近づき、丸太の作が既に上がり始めていた。そして観客のゾニック人共は、俺達の都合なんかを待ってくれる訳など持っていない。 ――試合が、始まる。 俺は、アリーナに1歩踏み入れた。眩しい日差しと、血と汗と臭い。観客席からは、大量のゾニック人共の、歓声とも怒号ともとれぬような唸り声が耳をつんざく。 もう、先程の疑問の山など、全てがどうでもいいことだった。
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