枝の花を散らすまで
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すると――。 『あぁん!』 駕篭の中から女の悩ましい声が漏れ聞こえてきたのだ。 それを聞いた瞬間、旅人の男…綾崎梅次郎は全身の血流が激しく脈打つのを感じた。 先程まで静寂に包まれた空間だった筈なのに、今は女の声だけが響いている。その淫靡な声は運び手の男二人にも聞こえていた。 「何か聞こえないか?」 前の運び手が後ろの運び手に声をかける。 「ああ、聞こえるぞ…まるで女が喘いでいるような…」 後ろの運び手は顔を真っ赤にしてそう答えた。二人の会話を聞きながら、梅次郎は再び耳を澄ませた。
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