インキュバス〜伊賀淫法帖〜
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「半蔵様・・・」 夜。甲賀の砦のほど近くの森で、朧は月を仰ぎながら一人物思いに耽っていた。 (半蔵様も何処かで月を見上げながら、私を思っていてくれているかしら・・・?) 甲賀忍者の頭首の娘として生まれた朧には、幼い頃から親に決められた許婚がいた。 かの人の名は服部半蔵(はっとり はんぞう)伊賀御三家の一つ、服部家の御曹司であり、いずれは伊賀の忍者たちを統べるべき人である。 次代の一族を担う者として、両家の頭首は二人の結婚を望んだのだろう。 もっとも、幼い朧には、両家の思惑など理解できるはずもなく。ただ、自分はあの人の妻に成るのだと、幼い心でただ純粋に半蔵を慕っていた。
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