インキュバス〜伊賀淫法帖〜
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「ええい!高頼めの首はまだか!何故このような小さな国が落せぬのじゃ!!」 多くの守護大名たちに声を掛け、数万の軍勢を投入したにも関わらず、当初の予想とは裏腹に戦局は膠着状態に陥っていた。 それどころか、一度は陥落させたはずの砦が、一つ、また一つと奪い返されたという報告が、次々に幕府軍を率いる将軍の下へと届き、その度に将軍の苛立ちは増していく。 「は、申し訳ございません・・・何分この地の民は化外(けがい)の民ゆえ将軍家のご威光も知らぬ不届き者が多く・・・」 「言い訳はよい!!」 将軍は手元に置いてある杯を手に取ると、八つ当たり気味に投げつける。 「はは!申し訳ございません!」 将軍の叱責に配下の武将は慌てて頭を下げる。 元々武家の棟梁としては、神経薄弱なたちだったが、長引く対陣と膠着した戦局が、将軍の精神に深い影を落しているようだ。
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