影武者生活
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さらに種勝は吾作にそっと耳打ちした。 「…それに、城内で働く女達の中で好みの者が居れば、少しぐらいなら好きにしても良いのだぞ?」 「…っ!!」 その言葉に吾作はピクリと反応した。 彼も男だ。 この誘惑は大きかった(いや、そもそも「断ったら殺す」という時点で選択の余地は与えられていないのだが…)。 「どうだ?俺の影、やってみる気は無いか?」 「は…はい、領主様。やらせていただきますだ…」 吾作は承諾した。 その時の彼の表情は、ちょっとイヤらしかった。 この日、この時をもって“吾作”という人間はこの世から居なくなった。 吾作の家族には彼の死が(「委細は言えぬが吾作は領主様のために死んだ。死体は無い」という風に)伝えられ、慰弔金という事で莫大な金が手渡された。 そして吾作の影武者生活が幕を開けたのである。
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