影武者生活
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「早合点をするな。“死んでもらう”と言うのは“世間的に死んでもらう”と言う意味だ。吾作よ、お前は今日から俺の影として生きろ!」 「影…?」 「そうだ。影武者…つまり俺の偽物だ。俺が隣国の水門を狙って兵力を増強しているのはお前たち領民も知っているだろう。こんな時には水門側が俺を亡き者にしようと刺客を送り込んで来ないとも限らん。そういう時こそ偽物が役に立つのだ」 「待ってくだせえ!身代わりでねえだか!」 「そうだが?」 種勝はアッサリと言ってのけた。 「オラ、領主様の代わりに殺されるなんて嫌だよ〜!影なんてお断りしますだ!」 「ほほう、実に素直なヤツだな。だが断れば殺す。今ここで殺す。ついでに村に居るお前の両親と妹も殺す。それでも断るか?」 「そ…そんなぁ…っ!?」 「吾作よ、良く考えろ。残される家族が心配か?ならばお前がこの俺の影武者となれば、お前の家族には一生食うに困らぬ金を支給してやると約束しよう。お前は城に住み、毎日三食俺と同じ飯を食い、俺と同じ服を着るのだ。お前のような水呑み百姓にとっては夢のような暮らしではないか?」
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