特戦児童 レンジャーボーイ
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序章 運命の子 両親が“普通の人”では無かった 僕の名は榎 諒、何処にでもいる小学四年生……だったのは数時間前の話、帰宅すると何時も居るはずの母親が居ない。ランドセルを置いて僕は両親の寝室に、ドアが少しだけ空いていてノブに触れた瞬間ドアが開き自分の体が何かに巻き付き天井につるされた。 「!!!!」 「ほほっ、よもや幼子まで設けているとは……美形じゃぁのぉ」 肌露出が多く最早Hな事をする下着では思える恰好をした女性は肌の色が紫で下半身が蜘蛛……特撮ではない、本物だ。全身をラバーの様なモノで覆われた戦闘員によりベットの上で身動きが取れに状態の母親が叫ぶ。 「諒には、手を出さないで!アラクネ!!!!」 「ふん……一度脱したとは言え怪人因子は残っておる事は確認しておる、我が組織の再建に協力して貰うぞ」 不快な音と強い閃光により諒は気を失った。 「ちっ、遅かったか」 榎 陣は寝室の壁を叩きめり込み、長男の将も舌打ちする。背後には二人の勤め先である特務警察隊の面々が臨場している。 「元怪人だった被害者が消えていたが彼女まで……」 「あいつは人間です」
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