淫らな館
-削除/修正-
処理を選択してください
No.2
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗組長
本文
「旦那様?」 何一つ喋ろうともしない俺を不審に思ったのか、名も思い出せないその女は不思議そうに首を傾げる。 「どうなさったのですか?そんなにぼんやりされて……何かお飲み物でもお持ちしましょうか?」 俺は戸惑っていた。状況が何一つ飲み込めない。それどころか、自分が誰なのかも思い出せなかった。 「まあ……何も覚えていらっしゃらないと?」 俺が正直に自分の今の状況を放すと、彼女もまた戸惑いの表情を浮かべる。 「私の事もですか?」 「ああ、すまない……」 彼女が余りにも悲しそうなので俺は思わず謝罪してしまっていた。 「いいえ、気にしないで下さい。きっと一時的に記憶が混乱しているのでしょう。大丈夫すぐに思い出せますからね……明日医者を呼びますから今日はもうお休みください」 その声には有無を言わさぬ響きがあった為、俺は逆らうことなく瞳を閉じた。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
その他
>
淫らな館
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説