ノーマンズランド開拓記
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ルークには父が先妻との間に設けた異母兄と、ルークの後に父と母との間に産まれた妹がいたが、この二人もまた両親同様、普通の兄弟としてルークに接した。 このように家族には恵まれたルークであったが、世間はそう甘くはなかった。 国としては微妙な問題なのだ。 何せ滅ぼした国の王族の血を引いているかも知れない子である。 いつ王家に不満を持つ勢力に担ぎ上げられて内乱の火種にならないとも限らない。 そんなもの危なっかしくて国内に置いておけないではないか。 ルークが成長するにつれ、その不安は増大していった。 かといって、何の咎も無い前途有望な青年を…しかも国王の甥を殺す訳にもいかない。 という訳で、手っ取り早く遠い所へ追いやってしまえという結論に達した。 かねてよりアスファルティア王国では人口の増加による食料、土地の不足が懸念され始めており、この解決策としてアルディア大陸への移民および開拓が検討されていた。 そんな訳でルークは、この一大プロジェクトの名誉ある総指揮官として大抜擢されたのであった。 本人の意思とは無関係に…。
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