ノーマンズランド開拓記
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アスファルティア王国…エルシオン大陸東端に位置するこの中堅国家がルークの生国だった。 彼はこの国の中級貴族の次男坊として産まれた。 だがその出生の裏には、場合によっては国家を揺るがしかねない曰わくがあったのだ。 というのも、実は彼の母親が時のアスファルティア王の妹で、ルークが産まれる少し前に彼女は隣国の王の元へ不可侵条約の人質も兼ねて嫁いだ。 その直後、アスファルティア王国は不可侵条約を破棄して隣国へ侵攻、不意を突かれた隣国はあっさり滅亡した。 つまりは騙し討ちである。 隣国の王は王都落城の際に戦死したが王妃…すなわちアスファルティア王の妹は奇跡的に救出され祖国へ帰還した。 そしてその後、彼女はアスファルティア王の臣下で、ちょうど先妻に先立たれて独身だった貴族の一人と再婚し、直後にルークが産まれたという訳だ。 …が、産み月があまりに早過ぎたため「ルークは滅ぼされた隣国の王の子ではないのか?」という疑惑が上がった。 ルークはそんな自分に関する不穏な噂を耳にする度に肩身の狭い思いだったが、彼の母はもちろん父さえも、彼を疑い無い我が子として、他の兄妹と分け隔て無く扱った。
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