優劣逆転
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びっくりしたのか身を固くした彩乃だったが、僕が泣いているのを見て無表情に聞く。 でも、彩乃の目からも涙が流れていた。 「あれ?・・・わたし・・・泣いてる・・・」 その涙が感情が戻ったように彩乃は嗚咽を漏らし、僕と彩乃は抱き合って暫く泣いたのだ。 ひとしきり泣いた後、彩乃はポツリポツリと語り始めた。 それは壮絶な人生だった。 彼女の両親は莫大な借金があり、彼女の結婚を条件にとある貸し手から借金の棒引きをしてもらっていた。 つまり彼女は両親に売られた訳だ。 嫁いだ先と言うのは地主の農家。 夫となった男は当時三十代。 あの消えた日に襲われるように初体験。 そこから中学にも行かせて貰えなかったらしい。 そんな新婚生活が幸せな訳が無い。 義父と義母、それに義弟と義妹との生活。 彼女は全ての家事を押し付けられ、何の自由も無い生活だった。 それだけでなく、毎日義母と義妹はいびり。 義父と義弟にはセクハラ。 夜は夫に嫌でも犯される生活だったと言う。 彼女の口から聞いたそんな過去に、僕は胸が押し潰されるような気持ちになった。
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