優劣逆転
-削除/修正-
処理を選択してください
No.5
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
そして僕、田中優斗も思わず身を震わせてしまったのだ。 『行く所が無いの・・・』 彼女のその言葉で僕はタクシー慌てて止めて彼女を家に連れ帰った。 騙されてるとか、何か事件に巻き込まれるかとかそんな事は頭に無く、ただただ彼女との色んな思い出が頭をよぎった。 何を言えばいいか何も思い浮かばず、車内はほぼ無言。 家についてよく見ると、彼女は地味な服1つで何も持っていなかった。 「大丈夫?、おじさんとおばさんは?」 何も状況が分からず聞く僕に、彩乃は殆ど無表情だった。 「お父さんとお母さんは知らない・・・」 余りにも素っ気ない言葉。 仲の良い家族だった筈。 でも彼女の言葉には何の感情も無かった。 「離婚されて・・・どうしたらいいか分からないの・・・」 無感情な言葉。 彼女が 結婚してたのはびっくりだったが、年齢を考えるとありえる話だ。 ただ、この有り様は異様だ。 涙が出た。 あんまりに酷い話だ。 胸まで一杯になり、泣きながら思わず彩乃を抱きしめてしまった。 「どうして・・・泣くの?・・・」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
その他
>
優劣逆転
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説