南の島の大王は…
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しかし、ヨーロッパという支配者がいなくなると、島では再び部族間の対立が始まってしまった。 特に最も人口の多いタタタ族は、現在マダタスカル王国の支配者層を成しているナナナ族を目の仇にしていた。 ヨーロッパ列強は巧妙だった。最大勢力のタタタ族ではなく、圧倒的に数の少ないナナナ族を総督府の下で働く下級役人や兵士として採用したのだ。 島に住む白人は少ない。原住民の手を借りずには植民地支配など出来なかった。 だが自分達の下で使うには、原住民に学識を身に付けさせ、武器の使い方や戦術を覚えさせなければならない。 原住民にそういう知識を与えるのには大変な危険が伴う。反乱を起こされる可能性があるからだ。 だが数が少なければ反乱を起こされても鎮圧出来る。だから最大勢力のタタタ族ではなく、圧倒的に数の少ないナナナ族が選ばれたのだ。 結果、独立後のマダタスカルの政治、軍事はナナナ族が独占する事となったのである。
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