脱獄犯No,0013
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高次は懐に手を入れた。中に刑務所を脱獄する時に看守から奪った拳銃があるのだ。美幸が姿を現したら即座に射殺してやろうと思っていた。自分から全てを奪った女だ。容赦する事は無い。…だが、この子供達を見ていると決意が揺らいだ。 (せめて子供達の前で殺すのだけは勘弁してやるか…どこか人気の無い所にでも呼び出して…) そんな事を考えていると女の声がした。 「あの…私が八神 美幸ですが、あなたは…?」 高次が顔を上げると、そこには黒いシスター服に身を包んだ一人の美女が立っていた。高次は彼女に僅かにかつての面影を認めた。それは美しく成長した美幸に違いなかった。 「お久しぶりですね、美幸さん…私を覚えていますか?」 「はあ…」 やはり美幸も高次が判らないようだ。 「ふふ…気付かないのも無理もありません。何せ5年ぶりですから…。ほら、私ですよ。休みの日には良くあなたを船に乗せてあげた…」 「あぁ…っ!!」 そこまで言われてようやく気付いた美幸は真っ青になって両手で口を押さえた。
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