脱獄犯No,0013
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その教会はリリールの街を見下ろす小高い丘の上に建っていた。扉を叩くとツギハギだらけの服を着た貧しい身なりの子供達5〜6人が出迎えた。だが一番小さな3歳くらいの女の子が高次を見て怯えて泣き出してしまった。高次から溢れ出る復讐心というか殺気を感じたのかも知れない。高次は慌てて少女をなだめた。 「あぁ、泣かないで…怪しい者じゃないよ」 「あの、教会に何かご用でしょうか?」 子供達の中では最も年上の少女が尋ねた。12〜13歳くらいで栗色の髪をお下げにし、頬にソバカスのある可愛らしい少女だった。ここで怪しまれては元も子も無いと高次は作り笑いをしながら少女に言った。 「僕はここに住んでいる美幸さんの古い友達なんだ。久しぶりに近くに来たんで顔を見ようと思って寄ったんだよ」 「…まあ!シスターのご友人の方でしたか。そうとは知らず失礼いたしました。今シスターを呼んで来ますね」 目の前の男が美幸の友人だと解ると少女は途端に笑顔になり、美幸を呼びに奥へ行った。 (どうやら美幸のやつ、よほど子供達に慕われているようだな…)
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脱獄犯No,0013
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