脱獄犯No,0013
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「み…皆さん…私はこの方と大切なお話があります…皆さんは外で遊んでいてください…」 美幸は震える声で子供達に言った。 「シスター、顔色が…」 お下げ髪の少女が心配そうに美幸に話し掛ける。 「良いから行って!」 「は…はい!みんな、行きましょう…」 美幸が語調を強めると、少女もさすがに何か事情があると察したのか、子供達をまとめて外へ出て行った。 教会の礼拝堂には高次と美幸の二人きりになった。先に口を開いたのは美幸だった。 「どうしてあなたがここに…?あなたは刑務所にいるはずじゃあ…?」 「君に会いたくて脱獄して来たんだよ…俺の全てを奪った君にね…」 高次は静かにそう言うと拳銃を取り出して美幸に向けた。 「そうですか…やはり私を恨んでおいでなんですね…」 「恨んでおいでなんですね…だと!?俺の人生はお前のせいでメチャクチャになったんだぞ!この5年間、俺がどんな気持ちで生きてきたか解るか!?」 美幸は涙を流しながら高次に訴えた。 「ごめんなさい…許してくれとは言いません…ですが、あなたを守るためには、ああでもするしか無かったんです!」 「俺を守るため…?何だ?それは一体どういう意味だ?」
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脱獄犯No,0013
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