だって私は
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貴女が好きなんだからーー。 これは、夢。 私があなたに逢える、たった一つの機会。 私は夢を見ながら待ち続ける。 そう。だって私はーーー。 ーーーーーー 目覚まし時計のアラームが部屋中に響き渡る。 時計の針は南西と北を指していた。 「恵里菜ー!いい加減起きないと遅刻するわよー!早く起きなさーい!」 「…くー…かー…」 下階からお母さんの声が聞こえる。 分かったからもう少し寝かせて欲しい。 今日は凄く眠いんだから。 突如、私の部屋のドアノブの音がした。 きっと、お母さんが私をまた叩き起こしに来たのだろう。 布が擦れた音がしたけど、きっと気のせい。 小さくバサッと何かが落ちた音も気のせいだ。 「んぐぅーーーーーーーーー!?」 まさか、隣の家に住んでる親友の江奈が、私の口元に女性器を押し当てて来るなんて、きっと気のせいだろう。
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