僕はなるべく遠回りしながら監視塔に向かう。
「おい、ガキ!何してやがる」
僕の様子を見て不審に思ったのだろう、見張りの男が声を掛けてくる。
僕は振り返らずに答える。
「どうしてもトイレに行きたいんですが慣れてないから場所がわからなくて」
「だったらそっちじゃねえだろ。こっちだ」
男は僕の腕を摑むが、僕はそれを振りほどく。まさかの反抗に男は面食らっていた。
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