「まあいい、ブラッドローズの朗報を期待しているぞ」
「はっ!お任せください」
自信に満ち溢れたブラッドローズは首領に頭を下げると部屋を後にした。
※
「ふむ…最近平和だな」
その日レックスは街を散歩していた。
「そこのお兄さん私と遊ばない?」
「俺か?」
カフェの前を通り過ぎようとした時、レックスを呼び止める女子生徒が現れた。
「そうそうお兄さんだよ、これでどお?」
制服を確認すると近所の有名お嬢様学校の生徒である事がすぐに分かる。
女子生徒は指を四本立てて振ってみせる。
どうやら金銭目的の交際のお誘いのようだ。
「すまんな、今は持ち合わせが無いんだ」
「そんな!じゃ、じゃあこれでいいから!」
女子生徒は指を2つ折り2万に負ける。
「安売りは好かんな、もっと自分を大事にするんだ」
「お願いよ、私を助けると思って!」
「随分と必死なんだな」
「どうしても必要なの!」
女子生徒の熱意にレックスも遂に折れてしまう。
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