困惑する僕に、恵さんはとんでもないことを言ってきた。
痛くしてもかまわないと言われても、はいそうですかなんてできるわけがない。
僕は恵さんを気持ちよくしたいのであって、暴力をふるいたいわけではないのだ。
痛いのが好きなヒトもいる―――いわゆるMの性癖を知らない僕はどうしていいのかわからず、あたふたするばかり。
するとそんな僕に業を煮やした恵さんは、もうガマンできないとばかりに僕の手越しに自分のおっぱいを握りしめた。
由香子さんよりはおっぱいは小さい。僕の手はおっぱいを包み込んだ。
だけど僕の心にあったのは困惑と動揺、そして恐怖だけだった。
こんなに強くやってしまっては痛いのではないか?恵さんを喜ばせるどころか、怒らせてしまうのでは?
自分がやったわけではないとは言え、もう頭の中はパニック状態だった。
当の本人は怒るどころか、歓喜の悲鳴すら上げているというのに。
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