新妻、グラドルになる。 1
午後7時。
27歳のサラリーマン、山本進悟はいつもどおりまっすぐ家に帰宅した。
「おかえりなさい、進悟さん!!」
「おお、結……何かいいことあったのか?」
「ふふっ、進悟さん、私、スカウトされちゃったんです!!」
満面の笑顔で答える21歳の妻・結。
2人は結婚して3か月という新婚夫婦である。
「えっ!?スカウト!?なんの?」
「芸能事務所ですよ〜、モデルになりませんかって」
「えっ……ちょっと、ソレ、大丈夫なの?詐欺とかにあったわけじゃ…」
「あ、それは大丈夫ですよ。名刺もらって、家に帰って検索したら、ちゃんとしたサイトありましたし」
結は進悟にもらった名刺を見せる。
「ルミナスエンタテイメント 営業部マネージャー 牧田瑠偉」
名刺に書かれていた社名は進悟も目にした事のある会社だった。
「まあ…問題の無い事務所なら…」
「それでですね、水着審査をしたいって言われたんですよ」
「水着審査?なんで、必要ないだろ」
「プロポーションを見るのにどうしても必要だと言われて断れなくて…だから進悟さんにその時使う水着を選んで欲しいです」
「僕がかい?」
「進悟さんが不快に思う水着は人前では着れませんもの」
「仕方ないな…」
進悟は渋々水着審査の件を了承すると結の水着を選ぶ流れとなった。
結は衣装ケースを開けると手持ちの水着を並べていく。
その数は20を超えていた。
どれもこれもが進悟と性交をする為に用意し使ってきた思い入れのある水着たちであった。
「懐かしな、それ初めて海でした時に着ていた水着だろ?」
「そうですよ。あの時は人気の無い岩場で後ろからして貰ったんです」
「あの時はまだ射精したあとおしっこも中に出すと怒って叩いて来たんだよなぁ…」
「もう慣れました。というか諦めました。いくら言っても私の中でおしっこする癖直してくれないんですから」
「仕方ないなだろキミの膣内が気持ち良過ぎるんだから」
進悟と結は乱交パーティーが元で結ばれたカップルだった。
お互いの相性と性癖の一致により深く繋がり合う事の出来た2人は濃厚な性交を重ねた結果、結婚に至ったのだった。
「とりあえず無難にコレなんてどうだ?」
「それは…あっ、地方のレジャープールに行った時に使ったビキニですね。確か人気が無いからとポンプ室の裏で…」
「ああ…あの時のか。あの時は子供に見られてしまったんだっけ」
「もう!すごく恥ずかしかったんですから!」
「でも感じてたんだろ?締まりが良くなって抜かずに何度搾り取られてしまったっけ」
2人は濃密な記憶を思い出し興奮を催していた。