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超合体★アクメロボ ガングリオン
官能リレー小説 - SF

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超合体★アクメロボ ガングリオン 66

ハイデガー「ムギャアアアアアア!!!」

ビームがフォン・ギールケのコクピットを貫いた。
左半身が消滅してハイデガーは絶叫。崩れ落ちる艦橋。しかしその侵攻は一向に止まる気配がない。
フォン・ギールケは元からパイロットなしでも活動可能な自律型アクメロボなのだ!
ひるむことなく全身の砲門からビームを乱射し続ける。
その波状攻撃はゼルヴェンジャーやガングリ・タンクを直撃した。

コリン「うわあああぁぁぁぁ!!!」
ハイデガー「チネチネ!!! ムジゲラドモメ!!! ヅブジデヤルゥ!! ゲヘゲヘゲヘ!!」
コリン「艦橋を破壊されても動けるのか?! くそっ!! もう一度集中攻撃だ!!」

コリンも負けずに反撃する。壮絶なビームの応酬である。

ハイデガー「ムキキキキ!! コロチテヤル!! ノロッテヤル!!」

血まみれのハイデガーはコードに繋がったまま艦橋の残骸からぶら下がり、虚空を見つめてブツブツと呟いてる。
そこにガングリ・バスターのビームが次々と命中、爆音と共にハイデガーの身体は消し飛んだ。
船体側面にも穴があき、主砲と右腕部が吹き飛ぶ。既に沈没寸前の状態だ。
しかしフォン・ギールケにはもう一つ、隠し球があった。
甲板が左右に開いて巨大な長距離砲が姿を現した。砲身がスライドして伸びてゆき、超長砲身となる。

コリン「まだ沈まないのか?! おおっ!! 何だあれはっ!!」

スコープを覗いたコリンは、巨大砲を見て戦慄した。
砲門にエネルギーが集中している。

(あれでガングリオンとゼルヴェンジャーを狙い撃ちにするつもりか? まずい!!)

コリンは阻止するため次の射撃をしようとするが、エネルギーの充填速度が遅い。
アクメ・リアクターの調子はまだ万全とは言い難いのだ。

コリン「父さん!! 敵の巨大砲がこっちを狙ってる!! 狙撃しようとしてるが間に合わない!! ゼルヴェンジャーだけでも逃げてくれっ!!」
セーガン博士「ダメだ!! お前が地球人のメスを連れていったからエネルギーが足りない!! 今のバリアーを維持するだけで手一杯だ!!」

超大口径、超長砲身のビームキャノンである。
ガングリオンならともかくガングリ・タンクの機動力ではとても逃げられない。

コリン「こうなったらイチかバチかだ!! 相討ち覚悟でやってやる!!」

コリンはタンクをゼルヴェンジャーの船体脇に移動させるとスコープで敵に狙いを定め、ひたすらエネルギーの充填を待つ。

コリン「アクメ・エネルギー充填91%…。98%…。99.5%…。100!! 発射ァァ!!!」

ズビュウウウウゥゥゥゥ……ン!!!
ガングリ・タンクのビームが発射されるのと、フォン・ギールケの大口径ビームが着弾するのがほぼ同時だった。

…一方、彩音と遥はどうなったであろうか?

彩音・遥「きゃあああああああっ!!!」

トラクタービームによってアクメ・リアクター内部に吸い込まれた2人。
彩音は遥先生を庇うように抱きしめて叫んでいた。

(こんなことになったのも私のせいだもの!! 先生を守らなきゃ!!)

非情なメカ群によってメチャメクチャになるまで犯される強制的連続アクメ地獄。
このマシンでの過酷な体験なら、一度は臨死体験までした自分の方が先輩だ。
彩音は何とかしてこの地獄から遥を守ろうと思っていた。

遥「星崎さんっ!! ここは一体どこ?!」
彩音「先生、大丈夫! 大丈夫だから!! あれ? 水…?!」

気がつくと、2人の足元には水が溜まっている。
突如として壁面に排水口が開き、滝のように水が流れ落ち始めた。
ドドドドド…!! 水はたちまち足首から腰まで達してしまう。

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