人体改造ソフトウェア 5
風呂を出ると、台所で妹が夕飯を作っていた。
俺はパソコンの前に座り、妹のステータス画面に入り、操作をする
今回行う操作は2つ。1つは妹のメンタルステータスから俺への好感度を調整し、バカップルクラスまで引き上げる。残り...30分。短いな。もしかするともともと俺に気があったか?なんて考え過ぎか。
そしてもう1つは俺の設定に入り、受精率を0%に引き下げる。
ん?これは勿論、後で妹をいただく予定だからだ。こんな便利な物があったら悪い事に使いたくなるのが人間の性だ。
ただ、妹を妊娠させるのは流石に可哀想過ぎるから、受精率は無くす。堕ろすとか考えただけで鬱になるからな
と言う訳で俺は新たに設定して入力すると何故か実行されず警告文が表示された。
「えっ?何々…改造は一人につき一日三回までとなっております…か…」
どうやら俺の分が天上のようで次に俺の改造が出来るのは男に戻った時から24時間後らしい。
まあこのソフトとて其処まで万能じゃないって事た。
もっとも俺からすれば充分過ぎる神ソフトだが…
そう思うと急に眠気が襲ってきた。
まあ立て続けに俺の身体を改造したから身体が疲れたのだろう。
案外先程の制限もこの辺りが理由なのだと思った。
何はともあれ今日は妹の分も含め止めにして寝る事にした。
「何か凄いソフトを手に入れた事だし寝るとするか…」
俺はそう呟くとベッドに入り直ぐに眠ったのだった。
しかしもう少し俺の性格が慎重な性格だったなら翌日以降の出来事がこうなるとは思わなかっただろう。
取扱説明書をもっとじっくり読んでたら・・・
このソフトが複数あって俺以外の奴にも渡ってたら・・・
と…
翌朝…
今日の私は何時も以上の良い目覚めをした…
ベッドの上でのびをすると、私の大きすぎるJカップの胸がふるふると揺れる。
ん?・・・
私?・・・
女?・・・
だったよね?・・・
私、村山瑞希は確かに女だった筈・・・
昨日の変なソフトのせいで混乱してるのかな?
私はPCを起動させて、あのソフトを見てみる。
自分の項目の性別含め様々な所が『このアプリケーションからは変更不能』になっていたけど、確かに女だ。
あっ、やっぱり気のせいだ。
それを確認していると、妹の珠希が私を呼ぶ声がした。