PiPi's World 投稿小説

財宝目当ての男達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

財宝目当ての男達 1

アレッサンドラ地方では大都市であるトログーレの冒険者ギルドで耳にした、財宝が眠っているといわれる洞窟の情報。眉唾物ではないかと何度も思ったが、最近碌な仕事もなく手持ちの硬貨も底を尽き掛けていたマルティンは、正に藁にもすがる思いで洞窟までやって来た。
行く手を遮る魔物や罠を乗り越え、金目の物だけを求めて奥へ奥へと進んでいく。
そうして最奥までたどり着くと開けた広間が現れ、その中心部には金で縁取りされ宝石が散りばめられた宝箱が鎮座していた。
警戒も忘れマルティンが飛びつき蓋を開ければ、次の瞬間には彼の意識は暗闇へと飲み込まれてしまう。

ヌチュルゥ……チュルッチュゥゥ……
マルティンの全身はネットリとした生温かい肉塊のようなモノに包み込まれ、使い古した装備はいつの間にか剥ぎ取られてしまっていた。傷と疲労に塗れた草臥れた肉体は揉みしだかれ、尻の皺までなにかにしゃぶられすみずみまで嫐られていく。たまにしか出番の無い男性器は肉塊に扱かれる刺激に起立させられ、何度も精を絞られながら絞めつけられ続けた。
マルティンはミミック。それもクイーンミミックの巣穴に誘き寄せられ、まんまと補食され全身を陵辱されてしまったのだった。
手の先から足の先までクイーンの肉塊に包み込まれるマルティン。こびり付いた垢や汚れ、ところどころに残る古傷までもペチャペチャと舐めしゃぶられて溶かされていった。やがてその下から顔を出したのは少年のようなプニッと艶やかな肌。
マルティンの全身に絡みついて彼の肉体を味わっているクイーンは、続いて髭や胸毛、腹や尻の毛にスネ毛までも溶かし尽くし毛根1つ残すこともなく消化していく。揉み揉みとまとわりつく触腕は鍛え上げられながらも凝り固まった筋肉をしなやかに解し、けれどうっすらと溶かしながらその力強さを奪い取っていった。
冒険者として戦うために作り上げられた肉と脂の固太りの肉体。クイーンに補食され全身を舐められしゃぶられ蕩けさせられていき、邪魔だと思われた脂肪層も溶かされてプニプニの幼い体に変えられていく。
シュコシュコと扱かれ精を吐き出されていくマルティンの男性器は、ベッチョリと残った汗と垢に精液のカス端女の淫汁までもが舐めしゃぶられ綺麗に磨きあげられた。子種を作り上げる金玉は、触腕に揉みほぐされて次を催促され続ける。
「うおっ!」
マルティンは驚いて飛び起きる。
「な、なんだ、夢か…」
どうやら悪夢を見ていたようだ。全身汗びっしょりになっていた。
「なんて嫌な夢だ…」
マルティンは呟く。
ミミッククイーンとかいう得体の知れない魔物に襲われ、全身を責められながら改変されてしまう。淫らではあるが悪夢としか言いようがなかった。
「それもこれもこの宝箱のせいだな。さっさと捨ててしまおう、売れないし気味が悪い」
マルティンの枕元には古びた宝箱があった。
大きさはかなりのものだが、腐食したそれは開けることすらも不可能になっている。中に宝があるのかも知れないと持ち帰ったが、中身ごと変質しているせいでどうにもならず売ることすらも出来なかった。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す