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龍を堕とす青年
官能リレー小説 - ファンタジー系

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龍を堕とす青年 1

今より数年前…
とある少年が別世界より召還された。
その少年は身に不相応な武器と力を与えられ、
その結果、精神が未熟なまま好き勝手に振る舞い…
最後には竜王として君臨し、世界を統一した。
しかし、その統一はあくまで自分勝手な物であり、
統一で報われる者は王とごく一部の女達だけであった。
そこで困った男達は、再び異世界より勇者を招き、
愚神と化した元少年の竜王を倒してもらおうと考えた。
そして登場するのが……


訳の分からない所に呼ばれてしまったらしい。
昨日までフツーにゲームやら何やらで生きてたはずなんだが?はて…
見渡す限り竜っぽいというかむしろ竜な方々がいらっしゃるわけだが。
どうしたもんかな……
あぁ、読者諸君は俺の名を知らないんだったな。
俺は【緑牙 源氏(りょくが げんじ)】。フリーターの青年さ。
とまぁ、こんな脳内自己紹介をしている間に、何か竜さんからお話があるようだ。
「異世界人殿、我が言葉がお分かりですかな?」
どうやら脳内にテレパシーを送っているらしい。まぁ、とりあえず口で言葉を返そうか。
「あぁ。分かるが…とりあえず簡潔に現状とお前らが何者かを教えてもらおうか?」
「フム…冷静ですのぅ?まぁワシらとしてはその方が助かりますがな。」


話を聞くところ、俺に話しかけてきたのは長老さんだそうだ。
そして周りにいるのは竜王の虐殺から僅かに生き延びれた牡竜なのだとか…
その竜王は俺と同じ元異世界人で、超人的な力で我侭な統一を行って、訳の分からん星まで作り出して女を攫い続けているとか…
何やら幼稚というか羨ましいというか、呆れるというか…
いろいろと複雑な感情があるが、自分勝手な統治が許されるはずが無いのは確かだ。
ちなみに俺が話しやすいように、ということで、竜さん達にゃヒト化してもらっている。

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