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女嫌いが女になったら
官能リレー小説 - 学園物

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女嫌いが女になったら 50

弘美は改めて女の子になった伸一郎を見る。
綺麗に整った顔立ちにセクシーな身体付き……可愛い系と言うより、最近よく言われるエロカッコいい系って感じだ。
それはそれで弘美の女心を刺激して止まないのだが……
「うん、私としては……よくぞ女の子になってくれちゃいました、大歓迎って感じなんだけどね」
弘美はニヤリと笑いながら、今度は視線をたわわな膨らみにロックオンする。
「うんうん、おっぱいもこんなに育ってくれちゃって……あ〜ん、乳首が見えちゃってる〜♪」
えいっとばかりに女の子になった伸一郎の胸に手を伸ばし、Tシャツの上からはっきりと分かる乳首を摘んで刺激する。
「ふひゃぁっ?!」
「ちょっ!、ちょっ!、ちょっと弘美っ!、そんな事してる場合じゃないって!!……それに、ヨダレッ!、ヨダレッ!……」
あっといいながら涎を拭く弘美。伸一郎は感じた事の無かった感覚に真っ赤になる。
「ごめ〜ん……美味そうなおっぱいについつい……てへっ」
「もうっ!、てへっじゃないでしょ!……これからの事考えなきゃいけないんだからねっ……」
数世がバイトを終わって、伸一郎の家に来たのは、それから暫らくたってからだった。
『なんだよ・・・。伸一郎の奴、もしかして、また何か作ったのか?』
先日は俺が伸一郎にときめいてしまい、まともに話を聞いていない。その時もらった、護身用グッズを今も持っているとはいえ、まだ良く使い方を聞いていなかったからだ。
それに伸一郎からのメールには『バイトが終わったら、すぐ家に来て。』とあるし。・・・気になる。

伸一郎の家に着き、チャイムを鳴らす。ガチャリと音がして鍵が開き、ドアが自動的に開いた。
『あれ?・・・小百合に弘美。二人とも来ていたの?』
『うん。私も伸一郎に呼ばれたの。彼ね、数世を待っていたわ。』
『さぁさぁ・・・数世ちゃん。こっちに来て。・・・・ふふふっ♪』

何だよ、二人ともニヤニヤして。
俺は二人に先導される形で、階段を登って伸一郎の部屋に向かった。
伸一郎の部屋の前に立つと、ここも自動でドアが開く。
相変わらずすごいよな。
中に入ってみると・・・見た事のない女がそこにいた。

『・・・・誰?』
『僕だよ、数矢君。・・・伸一郎だよ。』

『・・・。』

は?何ですと?目を細め、訝しむようにその美女を見遣る。

『数矢君・・・ぷっ!』

『ぷっ!あははは!!』

『数世ちゃん可愛い〜!!』

その美女を始め、小百合達が急に吹き出し、笑い始めた。

『笑うなよな・・・。』

そう、俺は伸一郎のメールが気になったので、バイト先から着替えずにすぐ歩いて来たのだ。

つまり、俺は今萌えメイドの姿をしている。

そんな俺が真面目な顔をして正座しているものだから、思わず笑えたのだろうと察しがつく。
 

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