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女嫌いが女になったら
官能リレー小説 - 学園物

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女嫌いが女になったら 18

だんだんと頭にきた俺は手に持つ小さなスイッチを押す。
伸一郎に護身用と持たされたものだ。
押した瞬間、保健室のいきなり蛍光灯が点滅する。
みんな上を見上げ、医者の手も止まる。
そして……

バアアンッッ!!……

とんでもない音がして蛍光灯が次々粉砕し、女子達が絶叫して周囲はパニックに陥る。
俺を映していた姿見の鏡も粉砕して、その後ろになにやら人影が……
『………!!』
やばい。他に誰かが居るとすれば、今の俺は……全裸、オールヌード(以下etc)
むやみに裸を見せて相手を刺激するのは得策ではない………!!!
俺は胸と股間を手で隠しながら籠の中の下着を取ろうとすると…割れた姿見の影から人物が飛び出して来た!!


『マイスウィートハニー♪その、お美しい肢体を僕のために……』


『きゃぁああああ!!何で貴方がここに居るんですかー!!!』

俺は咄嗟に脱いだ体操着で前を隠したけど…な、何でてめぇーーが!!
それにコイツ、なんで裸なんだよ?やばい…目が血走ってやがる。
うわぁ、奴の股間には何やらでっかい物体が…て、あれは…チ○ポ〜〜!?

『マイスウィートハニー♪萌え萌え(はーと)〜〜〜〜〜〜!!』
『いいかげんにしなさい!!』

直後、天地を揺るがす大音響が保健室に響く。俺の超必殺回転回し蹴りをお見舞いしたのだ。
『ひでぶ〜〜〜〜〜〜〜!!』
そのまま宙に浮く奴を、俺は連続で脚蹴りして壁に叩き付けたのだ。
…ふっ!…勝った。
悶絶する奴の側で勝利の余韻に浸る。その直後。

むにゅむにゅ…ぽにょぽにょ・・・

脇から手を回され、胸に両手を当てて揉まれたのだ。
『…え!?』
『ふむふむ、数世ちゃんのおっぱいって凄く柔らか〜い♪この白い肌に指が吸い付く感じがたまらないわ♪』
『ちょ、ちょっと弘美ぃ。な、何するのよぉ〜!』
『うんうん。数世ちゃん、感じて来たのね。きゃぁ〜♪ピンクの乳首が立ってきてるじゃないの〜♪』
この厭らしい手付きに体が火照ってきてるぅ…弘美の奴ぅ、これってセクハラじゃねぇか!!
 

『もう嫌あぁ〜〜〜!!』

俺の悪夢とも言うべき身体計測は、一応の終局を見た。

しかし、実際は騒ぎが大きくなりすぎたために、また日を改めて行う、という事になっただけである。そう・・・再び悪夢は訪れるのだ。

いつになるかは解らないがw

あの後、萌えプリンス秀次はどうなったのだろう?今回は今まで以上に興奮していたのだろう、かなり直接的な手段に出てきた。これが続くようならマズイのだ。

女になった俺は、か弱い子兎そのもの。ああいった手段で来られると、いつかは腕力に屈し、餌食になってしまう。

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