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家出した美女
官能リレー小説 - 学園物

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家出した美女 1

「お母さんとケンカして家出したの。しばらく、泊ってもいいかな?嫌ならホテルに泊まるから。お金なら少しはあるし。」
そう言って、俺の家にやってきたのは一つ年上で憧れの三上先輩だった。
「なんで俺の家に?」
「友達の家だとすぐばれそうだし。まさか男の家に泊まってるなんて誰も思わないと思って。」
悪戯っぽく笑う先輩はどこか楽しそうで、まるで初めての冒険に浮かれてる子供みたいだった。
そんな先輩の様子に絆されながらも、俺の中の若い雄が寝床に迷い込んできた雌の気配にいきり立ちそうだ。
「別に構いませんけど、一人暮らしの男の家に期待しないでくださいよ。」
「分かってる分かってる。家事くらい手伝うって。」
俺の下半身が脈動し始めてることに気づかずに、先輩は女の匂いを振り撒きながら家の中に入って来た。

洗面所の扉の前を通ったさらに奥。キッチンとリビングが1つになってる部屋に先輩の姿がある。
ソファーにテーブル、衣装ダンスやラックくらいしかないシンプルな部屋だが、今時パソコンがあればだいたいの娯楽は満たせるので問題は無かった。
「へぇ〜っ、意外と散らかってない。っていうか物が少ないんだね。」
物珍しげに部屋を見回してる先輩の横を通ると、狭い寝室へと続く扉を開けて奥を手で示した。
俺の意図を察した先輩は荷物片手にこちらへと歩みより、無邪気で無防備なままに俺の寝床の中へと入っていった。
「ふむふむ、別段汗臭くないし変な臭いもしない。よし、合格点をあげてもいいかな。」
荷物を寝室の隅っこに置いてまたもやキョロキョロと俺の部屋を観察し、なにやら一人で納得したかのように評価をしている先輩。
俺は雄の本能のままに油断しきったその体を背中から抱き寄せ、ムニュっとしたおっぱいを腕で挟み込みながら抱きしめた。
サラリとした髪に顔を埋めれば、項から匂いたつ甘ったるくほんのり柑橘臭が入り雑じった雌の香り。
普段は凛とした美人で大学部の人気者である先輩は、こうしてみると意外と華奢で腕の中にすっぽりと収まる女の子だった。
「え、あれ?い、あっ、えぇと……ふぁっ、あの、うぇぇっ!?ちょっ、ん、まっ!」
目を丸くしてわたわたしてるのが分かるくらいのあからさまな動揺に、俺は苦笑を漏らしながら感触を堪能した。
「どうかしましたか?」
「ど、ど、どうかしたかって……突然抱きつかれたら慌てるでしょう?!」
「意外ですね。一人暮らしの男の家に転がり込むんだから男慣れしてると思ったんですけどね」
「な、慣れてなんかないよ!まともにお付き合いした事も無いのに!」
「そうなんですか?でも男の家に連泊するなら襲われたらどうしようとか思わなかったんですか?」
「思わなくは無かったけど、まさかこんなに積極的になるとは思わなかったんだよ…」
「三上先輩程の美女と同居なんてしたら、いつまでも紳士的には振る舞えませんよ」
「び、び、び、美女って?!」
「俺にとっては世界最高の女性ですよ。それで、自分をそんな風に見てる男の家に泊まれるか!って事で逃げますか?」
流石に無理矢理襲うのは不本意なので理性を総動員して逃げ道を示す。
「い、いや、まあ、その、逃げたりはしないけどね。あの、せ、せめてシャワー浴びさせてくれないかな?」
マジですか三上先輩?!

そして彼女は顔を赤くしながらシャワーを浴びにいったのだった。

「俺も一緒にいいですか?」
「な、何言ってるのよ?!」
「待ってるあいだ退屈だから一緒に入ろうかなって。嫌なら無理にとは言わないけど。」
「別に嫌だとは言ってないわ。断る理由もないし。い、いいよ。私と一緒に入りたいなら入りましょ。早く来なさいよ。」

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