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終わらない修学旅行、媚薬温泉の甘い罠
官能リレー小説 - 学園物

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終わらない修学旅行、媚薬温泉の甘い罠 1

僕たちは修学旅行に来ている。
「すごく立派なホテルだね。このホテルの温泉人気あるんだよ。」
「ああ、そうだね。」
僕の名前は広瀬勇気。僕の隣にいる女子生徒は同じクラスで新体操部の中原友美。
「ちょっと、勇気君、もう少しテンションあげなよ。旅行だよ。」
クラス委員長の七瀬美鈴。
「うるさいな、昨日あんまり寝てないんだよ。」
友美と美鈴は小さいころからの僕の幼馴染で何をするのもいつも一緒だ。
「荷物を部屋に置いたら各自グループごとに自由行動にしまーす。ほかの観光客や従業員さんたちに迷惑かけないよう行動してくださーい。」
先生たちの話を一通り聞いてから、自分たちの部屋に入った。そして、二人の美少女たちと一緒に観光スポットを回ることになった。
それでも僕のテンションは上がらないままだった。
人が見れば羨ましい状況なのだろうが、正直なところ女二人と旅行してもあまり楽しくはなかった。
男友達皆でワイワイ騒ぎながら町を見て回りたい…、それが本音であった。
しかし、そんなこと口に出せば、きっと彼女たちは怒るに違いない。
だから僕は黙ってついていくことにした。
一方その頃、その男友達はというと…。
「うぉ〜、俺、今最高に青春してるわぁ!」
そう叫んでいるのはクラスのムードメーカーの中井大地だった。腰にタオルを巻いた彼等の目の前には奇妙な形状をした温泉が湯気をあげていた。
「なんつーか、神秘的な感じだよな」
「あぁ、そうだな」
大地の言葉に同意したのはサッカー部キャプテンの島野和志である。
男ばかり六人が並んで温泉を眺めている姿は傍から見るとかなりシュールな光景かもしれない。
「よし! 入るぞ!!」
大地の声と同時に六人は一斉にお風呂に飛び込んだ。体を洗ってすらいないのだが、六人の誰もが違和感に気づいていない。
まるで温泉に誘い込まれているかのように飛び込んでしまったのだ。
大きな水しぶきと共に六人の身体は一瞬にしてお湯の中に消えていった。
「ぷはっ!」
一番最初に顔を出したのは島野だった。続いて他の五人も次々に顔を出していく。
「おい、みんな大丈夫か?」
島野は仲間を心配した様子もなく、むしろどこか楽しんでいるようにも見えた。
だが、返事がない。
「ん?…どうしたんだお前ら?」
彼等の顔は赤く、目は虚ろで明らかに様子がおかしい。

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