女子プロレスの世界-NO・01 50
文佳と彩菜の試合は 文佳が ドロップキック3連発すれば
彩菜の負けずに 4連発する
お互い 意地の張り合いだった
結果 2人は 休む事なく 20分
戦った
2人はゴング終了後
会場の中を出て 通路 廊下で 大の字で倒れた
それぞれ 廊下で大の字に倒れていた文佳と彩菜
ここは女子プロレスの世界
デビューしたばかりのぺーぺーの新人が休めるほど甘い世界ではない
大の字で倒れていたら先輩に
「何 寝てるの 随分 出世したもんだね 」
お腹を踏みつけられ
ひたすら先輩に謝り
急いで着替えて
雑用に戻る
新人は 忙しくて当たり前
自由なんかなくて当たり前
それが女子プロレスの世界の しきたりである
家元翼対門源萌は
家元翼が これでもか これでもか
エルボーを胸元に叩き込む
そのたんびに門源萌は倒れる
10分過ぎ 首4の字固めを家元翼が門源萌に決めた
門源萌は 必死で 動いてセカンドロープに足を着けた
家元翼は 門源萌を捕まえて
ロープに飛ばし
タックルした後
首投げした後
押さえ込み カウント2で肩を上げた瞬間
左足を取り 反転させ 逆 片エビ固めを掛けた
家元翼は 締める 門源萌は ロープに逃げたいが 家元翼が 腰を深く下ろした
門源萌は 右手をマットに叩き
「ギブアップ ・ギブアップ・ギブアップ」
何度も叫んだ
13分48秒 家元翼が門源萌を 逆片エビ固めでギブアップさせ
デビュー戦を勝ち 勝ちなおりを受けた
沢田明日香は 妹の小百合のデビュー戦を気にしながら 麻生縁の付き人として 縁の側に居た
アンシェリー松山対 沢田小百合は
アンシェリー松山の逆エビ固めに沢田小百合は 必死で 前屈前進でロープに手をかけた
沢田小百合は アンシェリー松山の攻撃に耐えるだけで
なかなか反撃できない
だが松山を ボディーアタックを交わし ドロップキックで反撃した後
前方回転エビ固めで押さえ込むが
カウント2で返されたが
逆さ押さえ込みで丸め込み
大逆転のフォール勝ちをしてみせた