びっくりした事 1
僕は放課後、駅から家に向かって歩いていた。
その途中、奇妙な女に会った。
その女は見ただけで・・・
見ただけで、明らかにおかしいと思ったので、その女を見ないふりして俺は逃げるように通り過ぎた。
「何なんだ。あの女は一体。」
しかし、その女に腕を掴まれた。
「ちょと、待ちなさいよ。」
「何だよ。迷彩服で女の人が一人で立ってたら、おかしいと思うだろ。」
「いいでしょ。あたしの趣味なんだから。架野くんあたしの事忘れたの!」
「あんた誰?どうして俺の名前知ってるの?」
「えっ、本当にわすれたの。あたし、鬼頭明美。思い出した?」