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無人島のビッチ達
官能リレー小説 - ハーレム

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無人島のビッチ達 12

当然だがスマホも圏外だ。
なので俺達は長期戦に備えて島の調査をすることにしたのだった。

朝になると俺達は今日決めた作業にとりかかる。美咲は水の補給、香先生と桃は浜辺に打ち上げられた物の回収、伊織と詩織は石の道具の製作だ。
そして残った俺と要は……


「よし、この辺りで漁をするか」

海パンを身につけた俺は初日に貝を獲った場所に来ている。ただし今日の狙いは貝ではなく魚だ。それも大物。
穴堀式は簡単だがいかんせん小さい魚しか獲れない。そこで竹の笹三本とゴムチューブで作ったパラライザータイプのモリで漁をすることにしたのだ。
ちなみに海パンは荷物の中にあったのを思い出して使っている。

「はい!いっぱいお魚を獲りますわ!」

要も意気揚々だ。彼女も水着を着ている。一見すると競泳水着のようだが要曰くモノキニ、別名つなぎビキニとのことだ。サイド部分が大きくカットされており、ウエストのセクシーさが強調されている。髪も邪魔にならないようにポニーテールにしてある。
俺と要は軽く準備運動をすると揃って海にダイブした。

海の中はまさに天国だった。透き通ったコバルトブルーの海水に岩礁には色とりどりの海藻や珊瑚、その間を綺麗な小魚達が通りすぎる。
もしここが南国のリゾート地なら絶好のスキューバダイビングポイントになっていただろう。
俺は要と二手に別れて獲物を探すことにした。

(おっ!いたいた!)

一分もしない内に早速手頃な大きさの魚を発見。大きく息を吸って一気に潜ってモリで突いた。

ドス!

ヒット! 見事ど真ん中に命中した。この調子でどんどん獲っていこう。


三十分経ち、俺の網袋にはかなりの数の魚が獲れた。なのでそろそろ合流ポイントに向かうことにした。
俺がポイントに指定した岩場は海面からかなり出ており大きいが平たくスベスベしており、波が比較的穏やかだった。そしてその岩の上に先に到着していた要がゆったりと座っていた。

「あら恭也さん。どうですか成果は?」
「ああ、結構な数が獲れたよ」

と俺は自信満々に袋いっぱいの獲物を見せた。おそらく軽く二十はこえているだろう。

「凄いです恭也さん!わたくしなんか数匹しか獲れませんでしたわ」

要は申し訳なさそうな顔をしながら自分の獲物を俺に見せようとした。

「網に入らなかったので苦労しましたわ」
「……え?網に……?」

ドスン!

「ふぉおおぉおっ!!?」

デカイ!そこには巨体の名に相応しい魚達がずらりと並べられた。70cmを超える鯛、海のギャングと名高いウツボ、大型のスズキに巨大伊勢海老、拳大のアワビ数個にラグビーボールぐらいのシャコ貝、極めつけは眉間にモリをぶっ刺され激しく抵抗したのか絡み付いて息絶えた大きなタコだった。
対して俺は数は多いが比較的小さい魚ばかりだ。例えるならえのきと松茸ぐらいの差がある。
というか要って意外と能力は高いのか……ウツボやタコなんて俺獲ったことないし……。
とりあえず獲れた魚は美咲達に渡した。ウツボを見せたときに香先生がビックリして腰を抜かした時は皆が笑ってしまった。

岩礁地帯に戻った俺と要は暫く付近の探索をし、途中で見つけたアーチ状になった岩壁の影で休んでいた。

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