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誘い出す罠
官能リレー小説 - 同性愛♂

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誘い出す罠 1

迷宮のような構造をした、巨大な建物に足を踏み入れた。
建物の中は薄暗く、どこか湿った空気が漂っている。
その奥から野太い声が聞こえてきた。
「おぉ〜い! 待ってたぜぇ!」
暗闇の中から現れたのは、筋骨隆々の大男だった。
身長2メートル近くあるだろうか?まるで岩をそのまま削り出したようなゴツゴツとした身体つきだ。
男は俺の姿を見ると、ニヤリと笑う。
「お前さんが、噂の冒険者か?」
「そうだ」
俺は短く答えて、一歩前に出た。
すると大男が手招きをする。大男は既に発情していた。「ほら来なぁ〜!たっぷり可愛がってやるよぉ!!」
下卑た笑いを浮かべる大男の横をすり抜け、建物の奥へと誘い込む。大男は迷うのを恐れて迷宮の入り口周辺をウロウロしていたようだが、易々とついてきた。しかし、さすがに地下への階段を前にして躊躇する。
「おい……こりゃあ一体何なんだ!?」
「大丈夫だからついてこい」
そう言って階段を下っていく。背後からは男の息遣いや荒々しい鼻息を感じる。
やがて階段の下に到着した。そこには先客がいた。
冒険者達は全部で20人程いるだろう。全員が屈強そうな男たちばかりだ。皆、股間を大きく膨らませている。そして一番奥には一際体格の良い、髭面の男がいる。恐らくこの集団のリーダー格だろう。
リーダーらしき男はこちらを見るなり、「おおっ!」と感嘆の声を上げた。
「コイツが例の……すげえじゃねえか!もうギンギンだぜぇ!!」
どうやら連中の性欲を刺激してしまったらしい。
大男はというと、こんなにも先客が居るということに冷めてしまったようだ。
「あいつらは何なんだ?俺一人じゃなかったのかよ…」
不機嫌さを隠そうともせずに言う。
「帰ろうなんて言うなよ、もうお前達はここから逃げられない」
「どういう事だよそりゃあ」
「こういうことだ」
俺は魔法で光球を生み出し、辺り一面を照らす。その光は先客の男達と隣の大男の装備を蒸発させた。
「おいっ!何しやがった!?」
大男が叫ぶ。だが既に遅すぎた。
装備を跡形もなく消し去られた事によりいくつものペニスが勢いよく飛び出していく。
大男を含めた彼等ははじめから全裸になるつもりだった。だが、このような形で裸にされるとは思ってもいなかったのだ。
明らかに何かがおかしい、そんな思いを抱いた大男は慌てて後ろを振り向くがもう手遅れだ。
俺は彼等をここに閉じ込めたのだ。
先客の集団はまだ事態が飲み込めていないようだ。困惑している様子が見られる。
「服がないぞ!?」など口々に騒ぎ立てている。
リーダーと思われる髭面の巨漢も目を丸くしながら言った。
「貴様……一体何をしたんだ!?」
「まだ気がついてないのか?これからやりやすくするために裸にしたんだよ」

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