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それでも彼女を愛し続けること
官能リレー小説 - 年下

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それでも彼女を愛し続けること 5

5ヶ月かけて奴らに壊されたちなみ・・・
もう俺の中には最愛のものが壊されたやるせない怒りより、今の肉便器と化したちなみに愛おしさをより感じていた。

そう言えば、あれは事件の少し後・・・
心さんが塾講師を辞め、夜の道に入ったその日。
俺は酔っ払って意味不明な電話をかけてきた心さんの家に駆けつけた。
鍵は開けっ放し、扉も少し空いていて慌てた覚えがある。
以前も幾度かお邪魔したワンルームの綺麗だった部屋は荒れ、転がるいくつものビール缶。
身を投げ出しすすり泣く心さん。

俺を見ると、いきなり脱ぎだした。
下着は着けていなかった。
そして情事の跡と、秘部に残る白濁の液と赤いもの・・・

心さんの大事にしていた純血は高く売れたらしい・・・

その後は俺もよく覚えてない。
ただ獣のように心さんと交わったのは事実だ。
あの時は前後不覚に陥るぐらい興奮したのだ。
今のこのちなみとの感じは、あの時ぐらいの感覚かもしれない。


「陽さんの……すっごく、素敵、美味しいです」
「軽く舐めただけでわかるんだな」
「見ただけで虜になっちゃいます。もっと早くから知ってたら、私……」

それはあまり聞きたくなかった言葉。
あの事件が起きた時が、ちょうど付き合って2か月。
セックスなんてまた夢のような、初々しいカップルだったころだ。

本当なら得られるはずだった、青春らしい平和で暖かい普通の恋愛の記憶。
お互いにちょっとHな事に思い至るだけで赤くなっていたあの日々。
受験勉強も、ちなみに勉強を教えてあげるのも楽しくなったあの頃。
それを壊したあの連中。
攫われ、嬲られ、痛めつけられ、壊されそうな過酷な監禁凌辱の日々を俺を想って耐えてくれていたちなみ。
毎日のようにレイプされてセックス漬けにされて、しまいには開発されつつあったらしいのはストックホルム症候群なのだろう。
あの不良連中からちなみを守ってあげられなかった俺も、心さんも、何度かちなみが殺されている夢を見た。

「陽毅さん、涙が…」
「いや…ここに、ちなみがいる。それでいいんだよな」

チンポを口にしていたちなみが、戸惑うように俺を見上げていた。
優しく頭を撫でてあげると、彼女の表情からは戸惑いが消えていった。


「ちなみのフェラの仕方いいよ、心さんはプロに染まってからは手コキしながら舐めるパターンが増えちゃって…」
「陽さんに…いろいろ命令されたい。陽さんの…オチ○ポだけを一番満足させれるメスになりたいの!」
「そこまで決意されても困るけど、咥えるだけじゃなくて吸い付きと動きが激しいのがいいな」

命じると羞恥や躊躇もなく正確に実行する。頬をへこませつつも、鼻で呼吸して時折俺の顔を見上げて休まず続ける。
舐められている間も心地よかったので、気が済むまでさせることも出来たかもしれない。
しかし、事件が起きてなければまずここまで上達していないし、むしろ変わってしまった彼女を受け入れると態度で示す意味でも、快感に身を任せてその口の中で射精する必要がある。

今はちなみがここにいてくれるのが何より嬉しい。いろいろ変わり果ててしまったものはあるけど、これから2人の愛を取り戻していければ…と考えてるうちに一気に射精欲が高まってくる。
やっぱり仕込まれたのか相当なテク。

「ちなみ、もう出ちゃうよ」
当然それで離すつもりなどちなみには微塵も感じられない。
そのままちなみの口の中で果てた。
一滴残らず受け止め飲み干し、ちなみは微笑んだ。

「陽さんの精液を私が受け止められて、幸せ…」


再会して初めて見たちなみの心からの笑顔だった。

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