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それでも彼女を愛し続けること
官能リレー小説 - 年下

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それでも彼女を愛し続けること 30

次の日、改めて七菜子さんのマンションで俺は彼女に会った。
ここは七菜子さんの持つ不動産の1つであり、俺達が済むマンションもそうだ。



他にもいくつか持ってると言ってたが、ここは通勤に便利と言う事で普段使ってる場所だった。

「改めて話したいっておねだりかしら?」
「まぁ、そうなんですけど・・・」
「陽毅くんのおねだりならビルの一個や二個でも買ってあげるわ」

冗談か本気か分からない口調だけど、本当にやりかねない気がする。
そう思いつつも俺は本題を切り出す。

「皐月と佳奈美ちゃんの面倒を見て欲しいんです」

俺の言葉に七菜子さんは意外にも無表情だった。
2人の現状は知ってる筈だが、驚いてしまう程反応が薄い。

「嫌よ」
「へっ?」

俺のお願いが断られたのは初めてだった。
何でも聞いてくれると思い込んでいたから虚を突かれてしまった。

「嫌と言うのは半分嘘・・・私のお願い聞いてくれるならいいわ」

交換条件があるほうが頼む方としては心苦しさが薄らぐからいいけど、半分嘘って言葉が引っかかる。
「お願いしてる立場だから、聞けるものならいくらでも聞きます」
「そうね、まずお願いは止めて・・・七菜子って呼び捨てにして、これからは全て命令して」

心さんと同じだ。
俺にその価値があるのかは分からないけど、心さんと同じ立場を七菜子さんも求めている。
それはある意味、夫婦とか愛人とかと違う重みだ。

「それと・・・あなたの赤ちゃんが産みたい・・・」
「ちょ!・・・それは責任持てないからっ!!」

あまりに予想外の答えに俺は狼狽えた。
それは、重い、重い要求だ。

「勘違いしないで、責任取るのは私」
「それでもっ!、人生を左右する話ですよ!!」

皐月の妊娠もそうだが、余りにも軽く命を考えてる気がする。
多分、母さんが激怒して皐月を突き放したのも、過去のトラウマだけじゃなくそこだと思う部分もあった。

「私は妊娠経験が無いわ・・・陽毅くんがどう見てるかは別として、生むとしても初産としてはリスクのある高齢出産の部類になるの・・・言わば時間が経てば経つ程そのリスクは大きくなるわ」

ああ・・・
七菜子さんは綺麗でも、三十代なんだ・・・

俺との関係には愛欲はあっても幸せはないのかもしれない。

「だからと言って身を引くとか言わないで・・・私が欲しい幸せは貴方の子供を腕に抱く事なの・・・」

重い言葉だ・・・
そして重い決意だ。
俺の周りの女達はなんて馬鹿で、なんて素晴らしく、なんて強いんだろう・・・

「クソッタレ・・・」

本当にクソッタレだ。
俺はこの状況、結構喜んでる。

「ああ、分かったよ七菜子・・・不幸のどん底に落ちても付いてこいよっ!」
「ふふ・・・嬉しい、陽毅さん・・・」
「孕ませてやるから俺に貢げ!、俺に尽くせよっ!」
「はい!、精一杯貢いで、精一杯ご奉仕しますっ!」

乗せられた気もするけど、まあいい。
俺はそのまま七菜子さんを押し倒した。


ちなみや佳奈美ちゃんはむっちり系だが、スタイルは爆乳に釣り合いが取れていいぐらい。
心さんは脱ぐとエロいグラマラス系だ。
それに比べると七菜子さんは若々しく綺麗だが、スタイル的にはぽっちゃり系だ。

ちなみ程の爆乳ではないが、胸はかなり大きい。
ただ尻も大きく太もももぽっちゃりだ。
そして腹の肉も緩んでいるし、クビレも少ない。
だけど、なんて言うか熟女的なエロスのある肉体だ。
微妙に違うが熟れた未亡人と言う表現がしっくりくる。
確かに子供を産ませてみたい肉体ではある。

「いいママになりそうだ」
「だからって、そこあんまり触らないで・・・気にはしてるんだから!」

そのぽちゃっとしたお腹を撫でながら言うと、七菜子さんは拗ねたような口調になる。
まぁ、女に体重とかの話は禁物なのは知ってるけど、これはこれでいいと言う男の気持ちは理解されないんだと思う。

「俺はこれがいい、俺のものなんだからこれでいい」
「私だって、女だから気にする所は気にするわ・・・まぁ、俺のものって言ってくれたからいいけど・・・」

不満げだがうれしそうな七菜子さんの唇に唇を重ねる。

そして豊満な胸、下腹部へと手を伸ばすと、いつもよりより生い茂った叢の感触・・・
手入れを怠ったのだろう。

スーツや白衣に身を包むとデキるキャリアウーマン的な七菜子さんだけど、私生活は相当ズボラだ。
数日おきに心さんが片付けにこないと確実に汚部屋になるし、身だしなみも仕事以外だとだらしない事この上ない。
そう言う意味では母親になれるのかどうか心配なのだが、何しろ稼ぎと財力が半端でない。
産後すぐに仕事復帰しても、シッターやお手伝いさん雇ってなんとかできるだろう。
もしかしたら心さん当たりに子供を任せて、彼女をAVから足を洗わす気もあるのかもしれない。
この知的な所と駄目な所のギャップが七菜子さんの魅力だとは思う。

「排卵誘発剤飲んでるから・・・膣内にたっぷり出してね」
「準備万端だなぁ・・・」

俺の考えを読んで先に飲んでいたんだろうけど、感心はすれどそこまで嫌じゃない。
と言うか・・・
孕ませるって行為が、思った以上に自分を興奮させていることの方に驚いていた。

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