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それでも彼女を愛し続けること
官能リレー小説 - 年下

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それでも彼女を愛し続けること 29

ちなみや心さん、七菜子さんに比べると快感を得ている感じではなく濡れる量も少ない。
心さんも最初の頃はこれに近かったし、これが生娘らしい反応なのだろう。

代わりに俺の唾でよく潤ませて顔を上げる。
これだけの事で佳奈美ちゃんは息も絶え絶えだった。
身体を上に上げもう一度キス。
そして宣言する。

「いくよ・・・」
「・・・はい」

ギュッと目を瞑る佳奈美ちゃん。
身体を強ばらせるのもどこか可愛らしさを感じさせる。
こんな子を女にすると言うだけで、それは今までにない興奮を感じてしまっていた。

竿を持ち割れ目に当てがい突き刺していく。
先端が入っただけで佳奈美ちゃんは歯をくいしばり呻く。
そして俺は未踏の聖域へと腰を突き入れて行く。
佳奈美ちゃんからは呻き声が漏れるが、俺が膜を突き破った瞬間にそれは悲鳴に変わった。
あのちなみの動画に比べたらそれは可愛らしいものだが、痛みに苦悶の表情に心が締め付けられてしまう。
そして同時にいとおしさが込み上げてきた。

いとおしさと共に膨れ上がるのは、背中に電流が走るような征服感。
女をモノにすると言うのはこう言う事かと言うぐらい強い感覚だった。
これはちなみ達では感じなかった感覚だ。
そんな感覚にうち震えていると、佳奈美ちゃんは俺の方を見てぎこちない笑顔を見せた。

「嬉しい・・・大好きな人に・・・初めてを捧げられて・・・」

佳奈美ちゃんの笑顔・・・
俺が見たかったのはこれ・・・
いや、これをちなみと見たかった・・・

その思いと共に沸き上がるあの動画・・・
逞しい男に組み伏され、俺より遥かにデカいモノで貫かれ泣き叫ぶちなみの姿・・・
俺の名を呼び助けを求め、痛みに泣き叫ぶちなみに何もしてやれなかった俺・・・

頭の中にそんな記憶がごちゃまぜになる中、ふと気付くと佳奈美ちゃんがこちらを心配そうに見て、両手を伸ばし俺の頬に手を添えた。

「・・・ごめん・・・なさい」

何故謝る。
そう言いかけた俺は気付く。
自分が泣いていた事に・・・
佳奈美ちゃんをちなみの身代わりに使った事に・・・

逆に心配させてしまった。
純潔を捧げ痛みに耐えてる佳奈美ちゃんに年上の俺が心配させてしまっていたのだ。

「いや・・・ありがとう、佳奈美ちゃん・・・」

そう言って佳奈美ちゃんの頭を撫でてやると安心したような顔になる。
俺とした事が情けない。
そう苦笑してしまいそうだった。

それより今は佳奈美ちゃんだ。
佳奈美ちゃんの膣内はひたすら締まり、俺のモノを食い千切りそうな勢いだ。
気持ち良いとか心地好いとか言う感覚は無いが、気を抜くと射精させられそうな締め付けではあった。
まだ、佳奈美ちゃんは快楽をそこまで感じられないと思うが、フィニッシュまで持っていかねば意味は無いだろう。
俺はゆっくり腰を動かしていく。

「んっ、あっ、お兄さんのが・・・お兄さんのが・・・」

顔をしかめて耐えながらも、佳奈美ちゃんは積極的に受け入れようとしていた。
快楽なんて感じてない。
だけど、その顔は苦悶に歪みながらもどこか幸せそうだった。

佳奈美ちゃんの引きつった笑顔にちなみを感じながら、狭く締まる膣にピストンし続ける。
繰り返すと膣に潤みが行き渡り、苦悶の声に甘さが交じる。
言わば身体の防御本能が膣を潤ませ、痛みを和らげる為にか快感も少しずつ感じさせてるのだろう。
あのちなみの悲惨な処女喪失に比べれば、それはとても甘い苦痛になったのかもしれない。

そう、これはちなみにしてやれなかった事・・・
そして俺が望んで出来なかった事・・・
それを佳奈美ちゃんにするのは卑怯で自己満足だろうが、俺は確かに自分が救われるような感覚を得ていた。
そして、それをもっと得ようと腰を動かしていた。

俺は本当に最低な男だ・・・

だが生理現象は俺の限界が近いと告げていた。
そして佳奈美ちゃんも身体的に限界だと感づいていた。

「佳奈美ちゃんっ!、いくよっ!!」
「んっ、はっ、はいっ!、きてっ!、佳奈美の膣内に来てっっ!!」

フィニッシュは抜くつもりで腰を少し離したが、それより早く佳奈美ちゃんの脚が俺の腰をホールドする。

甘さや苦悶ではない強い光の宿った佳奈美ちゃんの瞳。
そして可愛らしい唇は震えながらもはっきりと言う。

「膣内に・・・ください・・・」

覚悟なんだろう・・・
それが姉の代わりであれ、佳奈美ちゃんは覚悟している。
そして、それに卑怯で最低な俺が抗えないと知っているんだと思う。
若くても女は女なんだろう。
覚悟を決めれる強さは男なんて敵わないと思う。
そして、俺は本当に格好悪い・・・

「ああ、受けとめてくれ」

せめて男らしくそう取り繕って俺は佳奈美ちゃんの膣内に精を放ったのだ。


情事が終わり疲れ果てていても幸せそうな顔の佳奈美ちゃんを見ながら俺はやるせない思いを抱えていた。
やっぱり格好悪い・・・
なら、格好悪いなりに俺がやるべき事があった。
俺はSNSを使って七菜子さんに連絡を取る。
明日、会って話がしたいと。
数分後、返事が返ってくる。
彼女なりに感づいたらしい答えだった。

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