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船内イベント
官能リレー小説 - その他

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船内イベント 7

「さあ…。だけど、凄く気持ち良さそうだ」
僕は答えながら周囲を見回してみる。
そこにはいくつかのモニターが設置されていて、それぞれの部屋に割り振られた参加者の様子を映し出してくれていた。
どうやらこの部屋では、外れを引いた者がどうなっているかを確認できるようになっているらしい。
幸生が僕を見て言った。
「あの画面見てみろよ」
僕は幸生の指差した方を見る。
するとそこには、先程会った例の格闘家風の男の全身が映し出されていた。その周囲の画面には他の参加者らしい男達の姿もいくつかあった。
彼等はあの電話ボックスみたいな部屋に押し込められているので、直立状態のまま殆ど動けないようだ。
だが、彼等の表情は一様に穏やかである。
「なんだか幸せそうに見えるな。あんな狭い部屋に閉じ込められてるのに」
「ああ、俺もそう思ったよ」
二人は顔を見合わせた。
「これはどういうことなんだろうか?」
「さっぱりわからん」
幸生が首を捻る。
「まあ、とりあえずはこの部屋を楽しもうぜ。こんな部屋は滅多に味わえないぞ」
幸生はそう言うと、さっさと青色のゼリーの中に飛び込んでしまった。僕もそれに続いて中に入る。
「おー!これはなかなか良いぜ」
幸生が嬉しそうに言う。
僕もその感想に同意した。
「うん。すごくいいね。ただ、ちょっと不思議な気分だ」
「なにがだ?」
「いや、なんていうか…力が漲って来るっていうか」
「ふむ。確かにそんな感じがするな。なんか身体の奥からエネルギーが湧き上がってくるみたいだ」
幸生は自分の手を見ながら言った。
「うん。それに、このゼリーに包まれると安心するというか…」
とても居心地の良い個室の中で一人で素っ裸になってリラックスしている、そんな気分になってきていた。すぐそばに幸夫が居るというのに僕は水着をずり下ろしていた。
既に亀頭が完全に露出していて、そこがゼリーに触れるとひんやりとして気持ちが良い。
幸夫もいつの間にか水着を脱ぎ捨てていて、僕と同じように股間の感覚を堪能しているようだった。

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