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船内イベント
官能リレー小説 - その他

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船内イベント 1

僕は友達の幸生と一緒に旅行に来ていた。懸賞で当たったのだ。
周りを見ると僕たちのほかにも参加者がたくさんいた。もしかしたら同じように当選者なのかも知れない。
僕たちは船員に客室に案内される。
「お客様はこちらの部屋になっています」
友達はすぐ隣の部屋に案内された。
船員がドアをノックすると女の人の声が聞こえた。
「どうぞ」
「失礼します」
船員に付き添われて中に入るとそこには胸の大きな色白の女性がいた。
「初めまして、私はこの船の船長です」
「あっ…はい、よろしくお願いします」
僕は少し緊張しながら挨拶をする。どうして船長が僕の部屋に居るのだろう?
「早速だけど貴方は友達と来ていましたね」
「はい、彼は白田幸生という名前です」
「実はこの部屋は一つの広い部屋を分けて二つの客室に改装したものなの」
「そうですか」
「つまりこの部屋からは隣の部屋が見えるけど、向こうからは見られない仕組みになっているの」
「えっ?」
僕は壁を見ると確かにマジックミラーらしいものが張り付けてある。
「実は鍵さえあれば出入りも可能よ」
「そっそうなんですか!?」

僕は動揺する。幸生は友達だ。そんな覗きみたいなことできるわけがない。
しかし船長の言葉を聞いているうちになぜか心が落ち着く。
そうだ、これはただの覗きじゃないんだ。船長公認の覗きなんだ。
僕は意を決して壁に耳を当ててみる。
すると微かにだが隣室の音が聞こえる。
お笑い番組を見ているらしかった。船長が居る前ではマジックミラーを動かす気にはなれなかったので音だけを聞く。
「これから船内プールでイベントがあるからベッドの上にある水着に着替えておくといいわ」
船長はそう言うと部屋を出ていった。
「イベントか…幸生にも言っておかなきゃな…」
僕は服を脱いで素っ裸になる。そしてベッドの上の紙箱を開けると中には競泳用のようなピッタリとした紺色のブーメランパンツが入っていた。
僕はそれを手に取って履いてみた。うん、サイズはちょうどいいみたいだ。
ただ、少し布面積が小さい気がするが…。
幸生はどんな水着を着てくるだろうか。あいつも結構筋肉質だからこれと同じようなきわどいビキニが用意されているかも知れない。
僕は外に出て隣の幸生の部屋に向かう。本当は部屋の隠し扉から直接行けるのだが、今は普通に廊下を通っていくことにした。
コンコンッ
ドアをノックしてしばらく待つが返事はない。
まだ寝ているのかと思い、今度は強めにノックをしてみる。それでも反応はなかった。
さっきまでテレビの音がしていたのに急に静かになったような気がした。
もう一度ノックをしてみる。
「プールのイベントのことなんだけど」
「わかってる。すぐ行くから先に行っててくれ」
「わかった。早く来いよ」
「あ、ああ」
振り向くと船長さんが待っていた。
「プールの場所に案内してあげるわ。お友達はどうしたの?」
「まだ、何かしてるみたいです」
「そう。なら、先に行きましょうか」
「あの、イベントって何をするんですか?」
「くじ引きである事をするわ。運が悪かった人はちょっと大変かもね」
船長は意味深なことを言った。一体どういう事なんだろう?

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